株主・投資家の皆様へ

2016年3月期の業績

写真:代表取締役 執行役員社長 林 朝則代表取締役 執行役員社長
前田 哲宏

 当社グループの当期の売上高は168,116百万円(前期比22.6%減)となりましたが、利益面につきましては、営業損失は13,061百万円(前期は564百万円の営業利益)となり、経常損失は16,146(前期は1,924百万円の経常利益)、当期純損失は36,221百万円(前期は1,354百万円の当期純利益)となりました。
 大幅な減益の原因となったのは、北米の特に年末商戦における受注を減らしたことと、地域量販店での販売不振が大きく影響したのに加え、オーディオアクセサリーの販売終息に向けての費用計上、メキシコペソや米ドルに対する円高による為替差損、さらにはフィリップス仲裁金支払いなどの特殊要因でした。

 仲裁金支払いなどにより、自己資本比率も低下したとはいえ、55.4%(前期比11.4ポイント減)を保持しており、財務の健全性は維持されています。

今後の成長戦略

北米での販売戦略は、年間を通じた店頭販売を重視しつつ、さらに再度年末商戦の積極受注で拡販を図ります。

為替差損についても、為替予約で変動リスクの回避を図っています。

50インチ以上や4Kテレビ※1はフィリップスブランド、それ以下の小型モデルはSANYOブランドと明確に棲み分け、両ブランドで北米での販売量を増やしていきます。

  プリンター事業は、2018年3月期での黒字化を目指し、ラインナップの拡充、業務用モデルの生産を計画しています。

 

※1 表示パネルの画素数が、フルハイビジョンの4倍ある高画質化を追求したテレビ。

 

最適生産への取組み

船井電機の強さの根源である製造力をさらに強化していくため、工場立地の最適化を図っていきます。
当社グループでは、中国生産依存のリスク回避を課題として、生産拠点の分散化を図ってきたことから同国での生産比率は低下傾向にありますがまだ高い水準にあります。そのため、当期におきましては、フィリピンにおいて生産子会社Funai Electric Philippines Inc.の工場が稼働開始しております。

さらに、メキシコに新工場を開設し、メキシコ国内および北米向けの大型テレビを2016年度下半期から生産開始する予定です。
また、当社独自の生産技術であるフナイ・プロダクション・システム(FPS)をさらに進化させ、高品質・高付加価値な製品をグローバルな市場に供給していきます。加えて、あらゆる事業・市場においてOEM※2 生産の受託や提携に積極的に取組んでいきます。
このような新たな事業改革を推進することにより、業績の回復とさらなる成長を、グループをあげて目指していきます。
株主の皆様には、当社グループの事業にご理解を賜り、今後とも変わらぬご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

※2 OEM(Original Equipment Manufacturer)